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Luna Display for Window ファーストインプレッション

初めに

今回はUnityとは関係ないのですが、1年以上前にKickstarterでプレッジしていた Luna Display for Windowが届いたのでその報告です。

Luna Displayとは

Luna DisplayとはiPadを無線接続でセカンダリモニターと使用することが出来るガジェットです。

shop.astropad.com

Mac版は以前からあったのですが、今回はWindows版ということで申し込んでいました。 Super Early Birdで$49。送料が別途$9だったので、合計$58をクレジットカードで支払っています。

似たようなものにDuet Displayがありますが、こちらは有線(USB,Lightningケーブル)でPCとiPadを接続する場合は無料ですが、無線で接続する場合、年間2,200円~3,200円のサブスクリプションが発生します。

Luna DisplayはUSBアダプタを使用しますが、Duet Displayは必要ありません。 そういった意味ではDuet Displayの方に軍配があがります。

開封

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8.5cm x 8.5cmのとても小さな箱になっています。 猫のイラストも可愛いですね、彼女(?)がLunaでしょうか?

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蓋を開けるとメッセージが。「開始するには、に行く」 はあからさまな機械翻訳だと思われますが、日本語が2番目に来ていることには好感がもてます。この後、アプリを起動するとわかりますが、iOS側のアプリはキチンと日本語化されていました。

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メッセージカードを取り出すと本体が出てきます。 サイズ的にはBluetoothアダプタと同じ位です。

セットアップ

早速、メッセージカードに記載されていたwww,lunadisplay.com/startをブラウザーへ入力するとこちらへ飛ばされました。どうやらOSをチェックしているようで、OSに応じて異なるページへ飛ばされるようです。

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ここで、懸念すべき問題が現れてきました。 iOS側のアプリが正式版では無く、TestFlight経由でのインストールとなっています。 これは、個人的にはかなりの減点対象です。

f:id:kimukats:20210612144601p:plain 気を取り直して、TestFlightをインストール後、TestFlightを経由してLuna Display for Windowsをインストールします。

f:id:kimukats:20210612144642p:plain アプリを起動するとWindows側との接続待ち状態となりますが、何故か「MacでAstropadを起動」と表示されます。 不安になりますが、β版なので細かい部分は置いておいて、Windows側のセットアップを行います。

f:id:kimukats:20210612145135p:plain リンク先をクリックするとインストールが開始されます。信頼されたアプリとありますのでここは信頼するしかないでしょう。

USBアダプターをPCに接続します。 ここで、気を付けなければいけないポイントが一つ。アダプターはどこでも良いという訳ではなく、オルタネートモードに対応しているUSB Type-Cのポートに接続する必要があります。オルタネートモードに対応していないポートにアダプターを刺した場合、セットアップは進みますが、PCの画面が明滅を繰り返すだけで、セットアップが環境することはないのでご注意下さい。

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今回使用したPCはSurface Pro 6 (corei5) + Dock2ですが、リフレッシュレートは22FPSとなっています。 かなり要求スペック高いですね。iPad Pro 10.5の解像度は2224x1668ですが、最新のiPad Pro12.9の解像度は2732x2048であるため、そちらを使用する場合はさらに高いスペックが必要になりそうです。

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iPadとPCがリンクすると上記のダイヤログが表示されます。OKを押してセットアップを進めます。

f:id:kimukats:20210612150710p:plain この状態で何度かPCの画面が明滅を繰り返します。 先程も述べた通り、オルタネートモードに対応していないポートにアダプターをさした場合、ここから先に進みません。

f:id:kimukats:20210612151111p:plain この画面が表示されたら接続環境です。iPad側にもPCの画面が表示されている筈です。

各項目の機能は下記の通りです。

Arrangement * Left:PCの左側にiPadの画面が配置されます。 * Right:PCの右側にiPadの画面が配置されます。 * Custom:設定->システム->ディスプレイが表示されます。

Retina Resolution * Disable:iPad側の解像度が縦横半分になります。 * Enable:iPad側の解像度がオリジナルの解像度になります。

接続先のiPadiPad Pro 10.5 inchですが、Disable/Enableにした場合の解像度は下記の通りです。 解像度が縦横半分になっていることがわかるかと思います。

Disableの場合 f:id:kimukats:20210612151755p:plain

Enableの場合 f:id:kimukats:20210612151946p:plain

iPad Proの画面をiPhone11ProMaxで撮影してみました。 照明の映り込みが入ってしまいましたが、イメージつきますでしょうか? 時計の文字もしっかりと認識できるレベルだと思います。

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またタッチも2点まで認識しており、一般用途としては十分だと思います。

最後に

現在、公式HPから、Pre-Orderという形で$109.99で販売されています。 20,000円もだせば、15inch FullHDのモバイルディスプレイが購入できる時代にこの値段はパフォーマンスが悪いと言わざるえないですが、iPadがバッテリー内蔵の完全ワイヤレスモバイルディスプレイとして使用できるというのは魅力的ではないでしょうか。