HYPER MIRRORとは
デバイス(PCやスマートフォン)とモニターをワイヤレスで接続する為のデバイスです。 送信機(トランスミッター)と受信機(レシーバー)がセットになっており、送信機は必要に応じて買い増すことが可能です。 この手の商品自体はこれまでにもニッチではあるものの存在していましたが、HYPER MIRRORの売りは、通信に5GHz帯の技術である、mm-Wake(AKA EHF)を採用し、低レーテンシーで接続出来ることです。
どこで購入できるの
indiegogoから購入可能です。2020/10/10時点での基本セットの値段は$109となっています。
どのセットを購入したの
HyperMirror(レシーバー×1、トランスミッターx1)の基本構成を1セット、追加でトランスミッターを1個購入しました。
接続確認した端末
手元で動作確認を行った端末のリストです。 HYPER MIRRORだからというよりも、外部出力に対応している端末は出来るし、対応していない端末は出来ないといったところです。
Devices | Result |
---|---|
Android Huawei Mate10 Pro | ○ |
Pixel4XL | x |
Mac Book Pro 13-inch 2016 | ○ |
※iOS系の端末で外部ディスプレイに接続する場合、Apple Lightning - Digital AVアダプタが別途必要となる為、未確認です。
良い点
- レイテンシーがほぼ無い
- 接続が簡単
- 値段が安い
レイテンシーがほぼ無い
FPSや格闘ゲームなどではもしかしたら感じる人もいるかもしれませんが、自分にはわかりませんでした。
接続が簡単
ペアリングなどが不要で、レシーバーをモニターに、トランスミッターをPCやスマートフォンに接続して暫くすると勝手につながります。 レシーバー、トランスミッター共にLEDがついており、接続状態を示しています。
LED | 状態 |
---|---|
OFF | 電源が入っていない |
赤 | 電源が入ってる |
青 | デバイスを検索中 |
緑 | 接続済み |
※LEDが青のまま、緑に移行しない場合、トランスミッター側をリセット(ボタン長押し)すると良いようです。
値段が安い
$109は破格です。
駄目な点
- 接続可能距離が短い
- 解像度が低い
- 作りがチープ
接続可能距離が短い
マニュアルには5m位まで安定してつながると記載されているますが、自分が確認した所、2~3mで切断します。また、レシーバーとトランスミッタの間に遮蔽物があると全くつながりません。 私も初め、レシーバーをTVの後ろに置いていたのですが、全く繋がらず、動揺しました。 もし購入したが、繋がらないという症状に悩んでいる人がいたら、付属のアダプターをつかってモニターの横に接設置してみて下さい。
解像度が低い
レシーバー・トランスミッター共に解像度は1080P/2K(60 frame)となっています。 PlayStation3時台の解像度ですね。これからPlayStation5というタイミングでは心許ないです。
作りがチープ
全体的に作りがチープです。トランスミッターは2台購入したのですが、内1台はボタンの戻りが悪く押しっぱなしの状態になってしまい困っています。
総評
元々少し離れた、場所に置かれたTVにPCをつなげる為に購入したのですが、そういった目的には全くもって向いていません。 これまでケーブルでつなげていたがケーブルを片付けてすっきりさせたいという目的には向いているのですが、解像度が2K迄となっている為、デスクトップPCを接続するには微妙かもしれません。 色々使いみちを考えたのですが、Nintendo SwitchをTVにつなげるという目的に最適なのではないかと思います。