初めに
本ブログで初めて上げた記事は、「UnityEditor上でDLLを作成する」で、現在でも最もアクセス数が多い記事となっています。 unityletsgo.hatenablog.com
最近、DLL化を行う必要があり、久しぶりに DLLBuilderを試してみたのですが、そこで初めて最近のUnityEditorではDllBuildrが動かないことに気が付きました。大変失礼致しました。 また、DLLBuilderにプルリクをして頂いた方もいらっしゃたのですが、2年間完全に放置していたことにも本日気が付きました。 プルリクは承認して置きました。本当に申し訳なく思っております。
DLLBuilderが動かない理由としては、Unity5系まではDLL作成時にはsmcs.bat
を使用していたのですが、Unity2017以降ではsmcs.bat
廃止されていたことが原因でした。
他にも、色々直したい部分がありましたので、DLLBuilderは、ここで終了とし、改めてUnityDllBuilderKunとして作り直しました。ただ、0から作るのもなんなのでUnityCommandLineToolsを使用しています。READMEにも記載しましたがこちらも明示的に取得して下さい。(サブモジュール化は現在しておりません)
UnityDllBuilderKun
動作確認環境
Unity2019.4.11 Windows,MacでDLLが正常に作成出来ることを確認しました。 またDLLはAndroid上で正常に動作していることを確認しています。
インストール方法
適当なUnityProjectのAssetフォルダー以下にUnityCommandLineToolsとUnityDllBuilderKunを取得します。
git clone https://github.com/katsumasa/UnityCommandLineTools git clone https://github.com/kimukats/UnityDllBuilderKun
使い方
DLLファイル名の指定しDLLに内包するScriptを追加してBuildボタンを押せばDLLが作成されます。
DLLファイル名の指定の仕方
フォルダアイコンがボタンになっているので、そちらを押して、ファイル名を指定して下さい。
Scriptファイル名の追加方法
ADD Scriptの左側の+
マークを押すとScriptが追加出来ます。
追加したScriptを削除したい場合、Script名の左にある-
ボタンを押して下さい。
Build方法
Buildボタンを押せばDLLが作成されます。 DLLを各自で作成しているUnityProjectPluginフォルダに置くだけでOKです
以上です。